じじポン

時事ネタにじじぃがポンと思いついたことを投稿していきます。

成人式について

変える価値、変えない価値。

 

自治体では「18歳で成人式を実施するか」で揉めているらしい。

自治体側の言い分は「自覚を促すため」とからしいが、まあ本当の理由は別にあるのだろう。

 

とりあえす「18で成人」とか、まだ中途半端な制度なのにね。

 

なにをイキがっているのやら。政府広報のページによれば、18歳になったらできることの例がリストアップされている。

  • 親の同意を得なくても、自分の意思で様々な契約ができるようになる
  • 親権に服さなくなるため、自分の住む場所、進学や就職などの進路なども自分の意思で決定できるようになる
  • 10年有効のパスポートを取得できる
  • 公認会計士司法書士行政書士などの資格を取得できる
  • 女性が結婚できる最低年齢は16歳から18歳に引き上げられ、結婚できるのは男女ともに18歳以上となる

一方、18歳になってもできず、20歳でやっとこさできるようになることは、

ようするに「制度的には大人とみなすけど、身体・精神的にはそうは認めないよ」というご都合主義的な制度変更なのだ。

こんな状態で「自覚を促すため」とか、ちゃんちゃらおかしい。

 

そういえば「成人の日」も、1月15日から「1月の第2月曜日」に変えられた。これもまたかなりご都合主義的な制度変更によるものだ。

現行の制度によれば、来年2023年には「成人の日」は1月9日だ。翌2024年にはもっとも早く1月8日になる。

 

もともと1月15日は「松の内」の終わりでもあり(地域によっては1月7日のところもあるとのこと)、その日付自体に意味があった。元旦から日にちもたたない8日に成人式となると、新成人だってその家族だって慌ただしい。

 

そういう、誰だか知らないが妙なご都合を人々に押し付けてニヤニヤしている一部の人間による、中途半端な制度変更に振り回されるのは、ホントに勘弁願いたい。

 

追記(2022/02/10):

NHKの「政治マガジン」に、「18歳成人」までの顛末がまとめられていた。その最後の節にこうある。

「仏を造って魂入れずではないですけど、魂がまだまだ入ってないかという感じがしていますので今後もフォローしていきたいと思います」

 

ようするに見切り発車ではないのか。。。