老朽化と整理

アメリカで崩落した橋の話は他人事ではないね。

日本でも同様の問題が（きちんと調べて公表されてはいないのだろうけど）山積しているはずで、これをどう解決するかについては、今のところ岸田さんは触れてないよね。

バイデンさんは「修繕が必要な橋はすべて直す」と宣言しているらしいけど、日本で同じことはしてほしくないな。ハコモノに金をかけすぎる従来の施策からは、少なくとも脱却してほしい。

老朽化整備とセットで「それが本当に必要か？」を見直すべきだと思うのよね。もう当たり前になってしまった地方の過疎化や、温暖化（が原因のひとつ）による野生動物の居住地への接近なんかを絡めて、老朽化していても不必要と判断したインフラについては、どんどん放棄、解体していっていいと思うのだわ。

数件の世帯のためにトンネルの壁を補強し、橋を架替え、ライフラインを引き直すよりは、そうした世帯には引っ越してもらう（ための補助を出す）か、遠回りしてもらう（あるいはより原始的な生活を送ってもらう）ようにしたほうが、人間のためにも、野生動物のためにも Win-Win になると思うのだわ。